脱毛と抑毛の知識

海水浴場や温泉等、肌の露出が増える場で気になるのがムダ毛。
そして脱毛症(だつもうしょう)もしくはいわゆる禿げ(はげ)とは、加齢や病気などによって、頭や身体の毛が抜け落ちることです。
最近では女性のみならず、男性でも脱毛・抑毛をする人が増えてきています。

脱毛法(だつもうほう)とは、美の追求、衛生や信仰、日常の手入れを省く、などの理由から、顔を含む身体の毛の一部または全部を意図的に毛根から抜き取ること(俗に言う「ムダ毛の処理」)をいいます。
ワックス脱毛や針脱毛、レーザー脱毛などの脱毛法が一般的には知られています。
当ページでは、こういった脱毛や除毛に関する知識を掲載しております。

体毛の生え方

体毛は皮膚が変化したもので、人間の体毛の数は約500万本あるといわれています。そのうち目に見えている毛は130万本~140万本で、体毛の約3分の2が皮膚のなかにあります。
毛が生えるメカニズムは、全て毛根に集約されています。
体毛はすべての毛がいつも伸び続けているわけではありません。毛が成長する成長期、成長が止まり抜け落ちる退行期、発毛を停止している休止期という3つのヘアーサイクル(毛周期)があります。
毛母細胞は毛乳頭から栄養を受け取り、メラニン(毛の色素)を生成しながら分裂増殖を繰り返し、毛幹(いわゆる毛)を形成します。
毛の一本一本がこの周期を持っていて生まれ変わりを繰り返しています。

レーザー脱毛とは

レーザー光線は毛髪やそのまわりのメラニン色素と毛幹のメラニン色素に吸収され瞬間的に脱毛します。
レーザー光は特定の色を感知して、その部分にだけ集中的に熱を加えるなど反応させられる、という特質を持っています。この特徴を生かし、毛根部分にある黒い色素(メラニン)のみを熱破壊し脱毛するのが、レーザー脱毛と呼ばれるものです。
従来の脱毛法とは異なり、毛髪組織のみに反応して瞬間的に脱毛します。
周囲の組織にはほとんど反応しないため、非常に理想的で、安全で確実な脱毛を実現します。
日本人には表皮にもメラニン(黒い色素)が少なからず存在しているので、その点を考慮して開発されたアレキサンドライトレーザーとダイオードレーザーが現時点では、最も適したレーザー光線だと言えます。
医療レーザー脱毛に使用するレーザーはメラニン色素だけに反応します。
よって、皮膚をほとんど痛めず、そのうえ、ほとんどが色素沈着もおこさず、「確実」に脱毛することができます。

電気針脱毛との一番の違いは、短時間で脱毛が行えるという点です。
電気針脱毛は毛穴一本一本に針を入れて脱毛していく為にかなりの時間が必要だったのに対し、レーザー脱毛は直径約1~1.5cmの範囲に1分間に60~120回連続照射でき、かつ処理時間も早い為、両ワキであればわずか5~7分前後で脱毛が可能になりました。
レーザーとは、高いエネルギーを持った人工の光線なのですが、さまざまな種類があります。特定の色にだけ反応してそこに熱を生じさせるとか、あるいは、ある種の色や物にはほとんど反応せずに透過していってしまうとか、そのレーザーの種類によって固有の性質をもっているのです。
レーザー脱毛を行うことで毛根を破壊し、毛がなくなるために毛穴がふさがります。毛穴が目立たなくなり肌のキメが細かくなるため、お肌がスベスベになります。